ロマネスク教会を見たくて

近代建築というものを見たくてアメリカ、ヨーロッパヘと旅をしたのは、もう20年程前にもなる。海外の建築を見るのは、雑誌や写真でしか無いその当時の自分にとって、実際の建物に直に触れる興奮、喜びはこの上無いことであり、今でもその時を思い起すことがある。 そのような旅で日毎近代建築を見て回るうちにその近代には無いものに近代以前のものの中に強く心を引かれ、無性にロマネスク建築というものを見たくて予定を変更し、フランスのカーンの教会を見に行ったのは、旅ももう半ばすぎのパリに滞在していた時であった。 あれから月日も流れていったが、いつか中世古代のものを見て回りたいという思いは、その時の流れとは反比例するようにさらにより強くなっていった。その思いより今回2002年8月22目から9月28日まで、フランスロマネスクを中心に念願の旅を実現することとなった。ロマネスク教会は、かたやゴシック教会の都市に比べ、小さな村や町に残っているものが多く、美しい自然の中、小さな村にひっそりとたたずんでいるロマネスク教会のいくつかを見て回り、来て良かったなあと実感した。 なお、フランスでは異質の文化の要素も多いパリ、そしてスペインのバルセロナ、グラナダも一緒に見て回った。以下地図に記す。その全てとは言えないが、参考になると思われるところを私見も含め以下に記してみたいと思う