アトリエボーヌ 丸山保博建築研究所

西欧の手法と和の心を取り入れ手づくりの良さを生かしながら心やすらぐ情緒的完成度の高い建築を提案していくアトリエです。
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THE QUARTET

写真撮影 石井雅義

道路からの外観。商業地域の建物が後ろに見える。

低い腰塀に囲まれた中庭。

道路側の低い庇。


中庭を豊かに彩る円形バルコニーと曲線の階段。






室内に入り込む外壁の自然。自然の光をやさしく受けとめる。

床はパインの無垢材。壁は漆喰のローラー仕上げ。


あらわし天井の室内。アパートの部屋とは思えない。

建物概要

所在地 東京都杉並区荻窪
用途 賃貸集合住宅
竣工 2007年6月
規模 木造2階
敷地面積 100.99㎡
建築面積 49.52㎡
延床面積 99.04㎡

東京近郊の木造賃貸集合住宅である。

ちょうど駅前の商業系地域から住宅系地域へと変わる場所に建っている。

建物はその商業地域に背を向けるようにL型の配置をとり、低い塀とで囲まれた小さな中庭を有する。

木造で二階建であるということが高いビルに対比してか「都会の中の豊かさ」の感覚をかもし出しているようである。

均一に4戸の部屋が並んでいるのではなく。各戸で1つの外部空間を奏でる。ちょうど四重奏(カルテット)の構成となっている。

道路側の低い庇、円形のバルコニー、曲線の階段と各要素は、その中庭の空間を豊かに彩り、さらにその素材となる土壁、石乱貼りの音色がそれらを引き立たせている。
道行く人、そこに住む人達に決して閉ざされてはいない「自然」そして豊かな「結がり」というものを少しでも感じてもらえればという思いで設計監理をした。

賃貸設計住宅の設計とは、建てる人、そこに住む人を含め、都会に住むことの意味を長期にわたり問われているように常々思っている。

立ち止まってしばしこの建物に見入る人達がいると聞き、仕事をして本当に良かったと思った。

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