アトリエボーヌ 丸山保博建築研究所

西欧の手法と和の心を取り入れ手づくりの良さを生かしながら心やすらぐ情緒的完成度の高い建築を提案していくアトリエです。
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和楽庵

外観

玄関

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中庭より、右広間、左に小間

広間・床の間

広間・点前座


小間・床の間

躙口

建物概要

所在地 東京都杉並区阿佐ヶ谷北
用途 専用住宅
竣工 2009年3月

小間と、広間茶室を持つ専用住宅である。
「茶の湯」とは所詮、街の文化であろう。茶の湯の美意識の本質の1つに日本独特のわびた器物の美しさがある。亡びゆくものを愛でるとでもいいたげな、古さや暗さを洗練させた美とでもいおうか?
それと同調するように、器物の世界とは違うふるまいの中での茶の湯独特の美しさがある。利休はそのふるまいの中に、絶対的美しさの突破口をみいだし、「心の仂き」こそが主にならざるを得ないような、仕組まれた2帖の空間が提案された――。
その方法は別として、どうもそこには街の文化としての茶の湯を超越したものを求めていたように思えてならない。もっと素朴な美しさ、とでもいうようなものかもしれない。

人と人とが出会う現代の素朴なお茶室をつくりたかった。外壁は土に石灰を混ぜて塗りかき落とし壁とした。内部は土そのものを塗った。自然の素材はいうまでなく、それでありながら現代の感覚の空間にしたかった。和漢をまぎらす、いや「和洋をまぎらす」空間に。

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