所在地 | 東京都八王子市西片倉 |
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用途 | 専用住宅 |
竣工 | 2004年12月 |
規模 | 木造地上2階 |
延床面積 | 240.12㎡ |
掲載誌 | ‘06年 「左官教室 10月号」 |
東京の郊外に建つ独立住宅である。敷地は近年開発された分譲地であるが、 周囲にはまだまだ自然の木々が残されており、その高台に位置する。 2世帯8人の家族が住む木造の家であり、なるべく現代的でありながらプリミティブにと考えた。 全員が一同に会する部屋は周囲の自然を取り込みながら、 丸い大きなひとつの木組みあらわしの屋根で覆うことにした。 その中心の柱は1,2階を通した文字通り大黒柱であり、壁のしっくい、土壁で包むように表現した。 同時にそれはそこに住む家族を包み込む思いもあったのかもしれない。 家族が一緒に住んでいるという感覚を大切にしたいと思い、出来るだけ間仕切は少なくし、 あっても視覚的に、その感覚を妨げないようにした。 内外に使用した自然の素材も外断熱と共に、この家族に必要なものと思われた。